東京五輪のサーフィンの最終選考を兼ねた『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』が5月29日〜6月6日に中米・エルサルバドルで開催される。 各国の代表を巡っての熾烈な争いが必至であり、すでに五輪代表枠を手に入れたCT選手も多数参加することでイタロ・フェレイラが映画のような優勝を決めた『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』よりも盛り上がる可能性が高いだろう。 日本代表「波乗りジャパン」は全6名のうち5名が2019年と同じで、都筑有夢路が新たに加わることになる。 CT選手が勢揃いした『2019 ISAワールドサーフィンゲームス』ではケリー・スレーターを倒してグランドファイナルに進み、個人4位に入り、暫定的ながら東京五輪の出場資格を手に入れている。 ケリーを倒した時は普段あまり感情を見せない村上舜が思わずガッツポーズをして表彰台では男泣きする姿を見せるなど熱い男でもある。 2021年はパンデミック直前に行われた『QS5,000『コロナオープン・チャイナ』で優勝。 CTのステップとなる2021年CSの出場も確実なものにするなど、着実にCTに近づいている。 東京五輪のサーフィンの開催地でもある志田下(釣ヶ崎海岸)がホームブレイク。 この場所で2020年11月に開催された「第2回ジャパンオープンオブサーフィン」で優勝して「2021 ISAワールドサーフィンゲームス」の最後の出場枠を手に入れた。 2021年5月29日(土)から6月6日(日)まで9日間にわたり、中米エルサルバドルでサーフィンの世界選手権『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』が開催される。 本大会は、国際サーフィン連盟(ISA)が主催するサーフィンの世界チャンピオンと国のランキングを決定する世界選手権。2021年大会は東京五輪の最終選考会も兼ねており、五輪に出場する男女各20名のうち最後の男子5名、女子7名がここで決定する。 今大会の開催概要・スケジュールをまとめた。 例年通りデュアルポディウム開催(2会場での同時進行)となるが、使用される会場は「エル・スンサル」と、東へ約1kmの位置にある「ラ・ボカナ」の2ポイント。 「エル・スンサル」は『2019 サーフシティ エルサルバドル ISA SUPアンドパドルボードチャンピオンシップ』、「ラ・ボカナ」は国内のコンテスト『ALAS Latin Pro』で使用され、共に成功を収めている。 ★THE SURF NEWSは『2021 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games』のオフィシャル・メディアパートナーとして協力しています 五輪最終選考会『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』の見どころ徹底解説 THE SURF NEWS 五輪最終選考会『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』の見どころ徹底解説 THE SURF NEWS「サーフニュース」2021年5月26日 2021年東京オリンピックの最終選考も兼ねた『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』が5月29日〜6月6日に中米エルサルバドルで開催される。 本大会は、国際サーフィン連盟(ISA)が主催するサーフィンの世界チャンピオンと国のランキングを決定する「サーフィンのワールドカップ」。2021年大会は東京五輪の最終選考会も兼ねており、五輪に出場する男女各20名のうち最後の男子5名、女子7名がここで決定する。 そんな『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』の見どころを徹底解説! 全ての五輪出場選手が決まる! 2020年東京オリンピックの選手選考も兼ねている『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』。五輪に出場する男女各20名(計40名)のうち、既に28名は暫定的に出場を決めており、この大会では残り12名が選ばれる。今大会の表彰式では、全ての五輪出場選手が発表される予定だ。 残り12枠を獲得するための条件は以下の通りだ。 ・今大会における五輪内定条件 「2019年WSLチャンピオンシップツアー」から五輪出場権を獲得している選手と、1ヶ国の上限人数(男女各2名)に既に達しているアメリカ・ブラジル・オーストラリア・フランスの男子を除き、男子上位5名、女子上位7名が東京オリンピック出場権を獲得する。 五十嵐カノアは、五輪選考基準のなかで最も優先度の高い「2019年WSLチャンピオンシップツアー」から出場権を獲得済み。 その他に、村上舜と松田詩野は「2019年ISAワールドサーフィンゲームス」で条件付きの出場権を獲得しているが、今大会におけるその他の日本代表選手の結果に左右される。 また、女子はまだ1名分しか出場枠を獲得していないため、もう1枠確保したいところだ。